中央ローンは、再生された旧サクシュコトニ川の流路を挟み、なだらかに傾斜するローン(芝生)の散開林であり、農学部前緑地及びエルムの森は、これに連続したハルニレ(エルム)の散開・疎生林である。この地形の変化は、かつての札幌扇状地の末端部の特徴を残しており、樹林は既存木を保護し補植されてきたものである。ローンと樹林は、休養・レクリエーションの場として、古くから学生・教職員のみならず、市民・観光客にも広く利用されている。また、この一帯はハルニレの多さに加え、 [続き・地図]
地域:北海道
この庭園は、園主である高橋武市氏が、1955(昭和30)年の中学生の時から全く独力で造り始めたものである。この時、生涯をかけて造る庭を「太陽が育て殖やしてくれる庭」という意味を込めて『陽殖(ようしょく)園』と命名した。以来60年の歳月を積み重ねながら、いまだに完成には至らず、日々こつこつと造り続けている。何かを参考にするとか、誰かに教えを受けるということもなく、氏の感性と豊富な植物に関する知識、そして自然環境を見抜く力によって造成が進められてきた。 [続き・地図]
地域:北海道
地元で蕎麦屋を営んでいた中野鹿蔵氏が、日露戦争終結後に益々活況を呈していた小樽において、大衆公園、家族的遊園地が必要であると考え、教育的見地を主とし、保健的施設も備えた植物園を近郊の丘陵地に個人で整備して1908(明治41)年に開設した。小中学校の遠足、家族や職場などの行楽の場として利用され、開設以来、小樽市民に親しまれ続けている。約20基ある遊具の大半は、戦前に地元の鍛冶屋に依頼して作られたもの。毎年ペンキを塗りながら維持されており、他では見ることができない [続き・地図]
地域:北海道
本コースは、1928(昭和3)年に有志が牧場の草地をコースとして開設したもので、国内に現存するゴルフ場の中でも、十数番目の古さを誇っている。多くの大会が開かれる北海道のゴルフ発展の礎となったクラブであり、現在も国内外のゴルファー達に愛され続けている歴史あるコースである。周囲は海岸とカシワを主体にした自然林に縁取られ、フェアウェイは海風にさらされる。ラフの植生は放牧地の頃から変わらず、日本の北限に分布するノシバである。その来歴はゴルフ発祥の地である英国のものに近く、 [続き・地図]
地域:北海道
1901(明治34)年、名寄に殖民地区画が設定され、その中に市街地面積の37%に相当する約69haの公園予定地が設けられた。1922(大正11)年に北海道帝国大学の星野勇三教授と前川徳次郎助教授によって設計が行われ、翌年から公園建設が行われている。計画図では運動場、池、競馬場などが示され、説明書ではミズナラ林の保護が訴えられていたが、その後、運動場、競馬場、ミズナラ林の一部は農学校用地として失われた。1989(平成元)年からの改修工事を経て、現在は名寄を代表する総合公園となっている。 [続き・地図]
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