タウシュベツアーチ橋(上士幌町)

タウシュベツアーチ橋音更川の支流であるタウシュベツ川に架けられたタウシュベツアーチ橋は糠平湖の水かさが増える6月頃から湖面に沈み始め、8月頃には湖底に沈み、水かさが減る1月頃から凍結した湖面に再び姿を現すため、「幻の橋」とも言われている。旧国鉄士幌線(1987年(昭和62年)廃線)が1939年(昭和14年)に十勝三股駅まで開通した際に架けられた橋で、1955年(昭和30年)に糠平ダムが建設され、橋梁は湖の中に残されることとなり、現在までその姿を留めている。その独特の景観と期間限定で姿を現すことから観光客も多い。「旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群」として、北海道遺産にも選定されている。