アポイ岳(様似町)

アポイ岳アポイ岳は、日高山脈支稜線西南端に位置する標高810.5mの山である。低標高にもかかわらず約80種の高山植物が生育し、亜種・変種・品種を含む固有種は20種近くに及ぶなど、世界的に見ても極めて希なほど固有種が集中する地域である。「花の百名山」にも数えられている。日高山脈襟裳国定公園に指定されているほか、国の特別天然記念物の指定、日本の地質百選にも選定されている。2015年(平成27年)には「世界ジオパーク」に認定され、地域団体による保全活動や登山道・山小屋の整備、教育活動などの取り組みのほか、行政や研究者とともに高山植物の再生実験なども行われている。