羊蹄山(ニセコ町、真狩村、喜茂別町、京極町、倶知安町)

羊蹄山羊蹄山(ようていざん)は、標高1,898mの典型的な成層火山の独立峰で、その秀麗な山容が富士山に似ていることから蝦夷富士(えぞふじ)とも称され、日本百名山に選定されている。山麓の広葉樹林から中腹の針葉樹林、さらにキバナシャクナゲやエゾノツガザクラなどの高山植物が咲く山頂まで、典型的な植物の垂直分布の変化がみられ、頂上付近には分布の北限や南限に当たる種を含む高山植物が多種生育し「後方羊蹄山の高山植物帯」として1921年(大正10年)に国の天然記念物に指定されている。