唐古・鍵遺跡から東の山々への眺望(奈良県磯城郡田原本町)
唐古・鍵(からこ・かぎ)遺跡は、奈良盆地の中央に位置する弥生時代の集落遺跡。発掘された大型建物からみた冬至や春分・秋分の日の出が、東に位置する三輪山、龍王山の頂から昇ることから、これら東部の山々との強い繋がりが指摘されている。現在、遺跡一帯には、古代~中世の条里制による地割を基盤に、近世に築かれた集落、池、水田による農村景観が広がっている。 [続き・地図]
地域:近畿・中国・四国
唐古・鍵(からこ・かぎ)遺跡は、奈良盆地の中央に位置する弥生時代の集落遺跡。発掘された大型建物からみた冬至や春分・秋分の日の出が、東に位置する三輪山、龍王山の頂から昇ることから、これら東部の山々との強い繋がりが指摘されている。現在、遺跡一帯には、古代~中世の条里制による地割を基盤に、近世に築かれた集落、池、水田による農村景観が広がっている。 [続き・地図]
地域:近畿・中国・四国
村全体を自然と人間が共生する美術館にしたいという室生村出身の彫刻家井上武吉の遺志を、環境芸術家ダニ・カラヴァンが継いで完成させた。公共事業(地滑り対策事業・カントリーパーク事業)と現代アートとの融合作品で、シンボリックな彫刻や湖、水路には、同時に洪水や地滑りを防ぐ役目が付与されている。場所との綿密な対話により生み出された優れた環境芸術である。 [続き・地図]
地域:近畿・中国・四国
5世紀前半造立の玉丘(たまおか)古墳や移築復元された愛染古墳、クワンス塚古墳などの古墳群は、その形状も前方後円墳、帆立貝式古墳、円墳、横穴式石室墳など種に富む。多種多様な古墳形状が「群」としてまとまって存在しており、加西市を代表するランドスケープとして市民に親しまれている。 [地図]
地域:近畿・中国・四国
現在、国内で急速に姿を消している戦争遺跡のひとつ。紫電改などの飛行機の訓練、特攻隊練習場として使用した跡で、鶉野(うずらの)飛行場の当時の滑走路が奇跡的にほぼそのままの状態で残っている。周辺には、掩体壕跡、銃座跡、戦闘指揮所、防空壕跡、弾薬庫跡などの付属する戦争遺跡も辛うじて残存しており、これだけまとまって残っているケースは希少。他地域ではみられない戦争遺跡として高い固有性を有する。またこれらを残そうと努力している周辺住民の営みも、このランドスケープを構成する重要な要素といえる。 [地図]
地域:近畿・中国・四国
大阪平野の北部から千里丘陵にかけて開発された、日本最初の計画的ニュータウン。都市計画レベルで公園緑地体系の整備が行なわれ、その後の全国各地におけるニュータウン開発のモデルとなった。ニュータウン外周緑地の確保と、計画的公園配置、歩車分離動線確保のためにうまれた斜面緑地、個性的な街路樹景観など、緑地が総合的に計画、整備、育成されてきた日本を代表するニュータウンのランドスケープを継承している。その先駆性、傑出性は特筆すべき価値を有する。 [地図]
地域:近畿・中国・四国