岡山後楽園(岡山市北区)
江戸時代の回遊式庭園で面積は13.3ha。1687年に着工、1700年には一応の完成をみる。現在は、隣接する岡山城・旭川と一体的に都心に水と緑の空間を提供しており、イベントなど多彩な使われ方をしている。現代に継承される大名庭園の代表であることに加え、高密度に拡散した市街地に良質な水と緑の空間を提供している現代的意義も高く評価される。 [地図]
地域:近畿・中国・四国
江戸時代の回遊式庭園で面積は13.3ha。1687年に着工、1700年には一応の完成をみる。現在は、隣接する岡山城・旭川と一体的に都心に水と緑の空間を提供しており、イベントなど多彩な使われ方をしている。現代に継承される大名庭園の代表であることに加え、高密度に拡散した市街地に良質な水と緑の空間を提供している現代的意義も高く評価される。 [地図]
地域:近畿・中国・四国
瀬戸内海に浮かぶかのように見える銅の精練所跡(操業1909年~1919年)が独特の雰囲気を醸す。遺構を生かしたアートイベント、美術館の開館(2008年)など、近年盛んに活用がなされている。製錬所の遺構とそれに融合するデザインの美術館が、一体的に海に浮かぶかのような風景は唯一無二のものである。加えて過疎と高齢化が進む島の再生のシンボルとなる可能性を有する点からも評価できる。(いぬじませいれんじょあと) [地図]
地域:近畿・中国・四国
岡山後楽園の対岸部分にあたる旭川の左岸堤防上の約1㎞(新鶴見橋~相生橋)にわたる142本のソメイヨシノからなる桜並木である。1957年当初は地元住民の発案により植樹された。住民により植樹の発案、育成(長く管理者不在であった)がなされた経緯があり、愛着性が高い。 [地図]
地域:近畿・中国・四国
桃山町はその名の通り桃の産地である。「安楽川の桃」として広く県外にも知られる。町内の紀の川左岸は桃の栽培が盛んで、3月頃一帯はソメイヨシノの桜より濃い桃色の花が開花し、一帯を美しく彩る。桃栽培においては、県内でも他の市町村の追随を許さず、非常に高いブランド価値を有する。開花時、町の広範囲が桃色に染まる農業景観は希少性が高い。和歌山県固有の風土と生業文化が織りなす「生業の景観」の代表事例である。 [地図]
地域:近畿・中国・四国
和歌山県は梅の栽培面積・出荷量とも日本一。みなべ町は梅栽培の中心地。町内の平地や山地の梅畑には1月末から2月末にかけて淡いピンク色の花が咲き、早春の香りが漂う。戦後造成整備された西岩代の30haに及ぶ広大な梅畑では梅2万本を栽培する。観梅にも力を入れており、開花期には多くの人々が訪れる。元々梅栽培は和歌山藩の奨励したものであるが、近現代において大規模化した。その規模は群を抜いており、希少性が高い。和歌山固有の風土と生業文化が織りなす「生業の景観」の代表例である。(いわしろだいばいりん) [地図]
地域:近畿・中国・四国