男山自然公園(旭川市)

男山自然公園男山(おとこやま)自然公園は旭川市と比布町にまたがる突哨山の南端に位置する、酒造会社所有の丘陵地帯(標高220m)である。カタクリが多く自生しており、2000年頃から酒造会社社員が夏、秋、晩秋に林床の草刈りを行っている。現在では約32ヘクタールにわたる広大な面積に、カタクリを中心に、エゾエンゴサク、フクジュソウ、キクザキイチゲなどが林床を埋めており、全長1,500mの遊歩道も整備されている。カタクリなど北海道特有の植物の大群落は道内に散見されるが、人為的に管理することによって群落を維持するとともに広大な範囲に春植物が咲く景観を形成していることや多くの人々に花の咲く景観を提供していることは特筆に値する。