札幌パークホテル庭園(札幌市中央区)

札幌パークホテル札幌パークホテル庭園は、中島公園に隣接する位置に建設された旧ホテル三愛の庭園として1964年(昭和39年)に造成されたものである。そのデザインは、北海道大学の明道博教授を委員長とする造園調査研究委員会が当たり、十数回の議論を経て決定されたものである。隣接する中島公園の池、遠望する藻岩山を借景として取り込み、中島公園の池の水が流れ落ちているかのような、延長40mに及ぶ雄大な瀑布とし、冬季間も氷結した氷柱を見せるよう意図された。造成当初は、北海道らしさを演出するために、200㎡のロックガーデンが造られ、高山植物が植えられたほか、植栽は北海道らしい雰囲気を作るため、シラカンバ、イチイ、アカエゾマツなどが植えられた。