みなとのもり公園(神戸震災復興記念公園)(神戸市中央区)

みなとのもり公園震災の経験と教訓を後世の人々に継承するため、神戸のまちが復興から発展へと前進する姿を木々の生長とともに見つめていく公園を基本理念に、復興の記念事業および防災公園として整備された。震災から15年目の2010(平成22)年1月17日に開園。阪神・淡路大震災の復興記念公園として特徴があること、また多くの市民が自宅で育てたドングリの苗木を持ち寄って植樹しするといったような「つくり続ける」ことをコンセプトに据えていることが評価できる。 [地図]

舞子公園(神戸市垂水区)

舞子公園舞子(まいこ)公園は明治33年(1900)に兵庫県で初めて開設された県立公園で、松林を中心とした景観が魅力の風致公園である。また園内には旧木下家住宅(国登録有形文化財)や移情閣(国の重要文化財)といった歴史的建築物を有する公園としても特徴づけられる。さらに播州名所巡覧図絵に描かれ、かつてより景勝地として親しまれてきた地であること、現在も根上り松の再生や老松の保存といった景観保全に取り組んでいることも評価できる。 [続き・地図]

有馬富士公園(兵庫県三田市)

有馬富士公園有馬富士(ありまふじ)公園は、平成13年(2001)にオープンした市民参加型の公園運営が特徴の広域公園である。夢プログラムと呼ばれる住民主体のコミュニティ活動を支援する仕組みを作るなど、パークマネジメントに関する先進的な取り組みを行っている。市民参画による公園運営を導入した都市公園としては、本公園が兵庫県で初めてのものである。 [地図]

かき筏の浮かぶ虫明湾の景観(岡山県瀬戸内市)

虫明湾虫明(むしあけ)湾は、瀬戸内海の多島美の一部であり、古くから知られた景勝地である。一方、岡山県の海域はかき養殖の好条件を備え、全国3位の生産量を持つ。虫明湾を擁する瀬戸内市の平成24年のかき生産量は7,844t(県全体の43.8%)。虫明湾では昭和5年(1930)には、かきの養殖筏が設けられており、戦後に本格化した。虫明湾の優れた自然景観に、かき筏という人工物が加わったが、筏(いかだ)が整然と浮かぶさまが、 [続き・地図]

大内宿(福島県南会津郡下郷町)

大内宿大内宿(おおうちじゅく)は会津城下と下野国(日光今市)を結ぶ約30里の街道「南山通り」の宿駅として1640年ごろに整備された宿場町です。全長約450mの旧街道の両側に、主として藩政時代から明治末期までに建てられた寄棟造の民家が町並みを形成しています。宿場の北端には、子安観音、弁財天、神明神杜がまつられ、さらに正法寺、高倉神社等が町並みと一体となって保存され、屋敷の地割りも昔からの状態をよく残しています。 [続き・地図]