旧寿原邸(小樽市)

旧寿原邸小樽を代表する実業家寿原(すはら)家の邸宅である。1912年(大正元年)、小樽で最初の衆議院議員で小豆将軍と呼ばれた雑穀商高橋直治が建築し、後に壽原外吉に引き継がれ、1986年に同家より小樽市に寄贈された。庭園は、斜面を三段に地割りし、上段には和室に面して池を配した日本庭園があり、中段には洋間に六角雪見灯籠を配し、下段では小樽港を見下ろすことができる。玄関までの洗い出し床、庭内には那智黒や揮石安山岩等が使用されており、趣のある庭園である。