旧齋藤家別邸庭園(新潟市中央区) 

旧斎藤家別邸庭園大正時代に、豪商・四代目齋藤喜十郎が夏の別邸として築造したもの。松本亀吉が作庭した。新潟市の海岸部に位置する海岸砂丘堤を生かし、さらに小山と池泉を重ねて奥行き感のある池泉回遊式庭園となっている。新潟の蒸し暑い夏を快適に過ごすため、庭園の林を抜けてくる海風とクロマツほかの常緑樹がつくる陰影、滝の水音など、様々な工夫が取り入れられている。立体的な庭園であるがゆえに1、2 階それぞれの広間から見られる景観の違いも秀逸である。またこの庭園は、存亡の危機に遭ったとき、市民による要望から市の所有するところとなり、一般公開されていることも特筆される。2013(平成25)年、国登録記念物に登録。