旧秋田藩主佐竹氏別邸(如斯亭)庭園

ID:02TH-0004
名称:旧秋田藩主佐竹氏別邸(如斯亭)庭園
よみ:きゅうあきたはんさたけしべってい(じょしてい)ていえん
大分類:C.時代・文化の中で価値付けられた空間・景観(同上)
所在地:〒010-0834 秋田県秋田市旭川南町2−73
概要:旧秋田藩主佐竹氏別邸(如斯亭)庭園は、元禄年間(1688~1704)に3代秋田藩主佐竹義処が近臣の大嶋小助に土地を与え、建てられた別荘がその起源である。
固有価値:寛保元年(1741)に5代藩主義峯に献上され、藩主の御休所となる。倹約の旨により一時衰退したが、安永4年(1775)に8代藩主義敦が再興した。9代藩主義和の代になると庭園の整備や「園内十五景」の選定がなされ、名を「如斯亭」と改めた。後に「東北では無二の名園」とも評され、藩主の御休所にとどまらず、藩内外の多くの文人墨客の交遊の場としても活用された。平成19年(2007)に国の名勝に指定された。如斯亭からみる鑑賞式庭園、北西の山を望む借景式庭園の要素も持ち合わせた、小さいながらも変化に富んだ池泉回遊式庭園。多くの詩歌書画にうたわれるなど、佐竹氏の文化の表徴ともいえる。「如斯亭」の名の由来は論語の「逝者如斯夫、不舎昼夜(逝くものは斯くの如きか、昼夜をおかず)」からとったもの。園北東部の築山の峡谷から発し、巨鼈嶋を配した園池を経て清音亭の露地に至る絶え間ない流れは、名称の由来となった景観を思わせ、「園内十五景」とともに独特である。
既指定:国指定名勝
保全管理主体:秋田市
将来性:1:存続が安定的に期待される
その他特記:画像は秋田県より提供
提出日:2025/3/18
変更履歴:2025/3/18
地図:
地域:東北