種崎千松公園と周辺の砂浜と墓地林(高知県高知市)

種崎千松公園延長約500mの海岸クロマツ林と砂浜、クロマツ林内の墓地からなる。一帯は、古来よりクロマツ林の景勝地として有名で、県立自然公園・種崎千松(たねざきせんしょう)公園になっている。現在、砂浜は海水浴場として、クロマツ林はキャンプ場として、多くの人々に利用されている。高知県における海岸景勝地の代表事例。クロマツ林は塩害や飛砂などの災害防止のほか、燃料の供給、ショウロ採り、墓地、憩いの場として、地域住民の生活・生業のなかで利用されてきた文化的価値も有する。また、クロマツ林墓地は、極めて貴重な絶滅危惧植物の生育地でもある。