佐田岬灯台(愛媛県伊方町)
四国最西端の岬にある塔系コンクリート造りの灯台。大正7年の建設。岬の最先端にあり、海岸植生の緑と、人工的だが時間を経た灯台とが織り成す光景は美しく、平成10年に海上保安庁が募集し一般の投票によって選ばれた「日本の灯台50選」にも選出されている。灯台自体の貴重性に加えて、その佇まいが佐田岬の象徴的景観となっており、地元に親しまれているランドスケープ遺産として社会性が高く評価される。長い岬の先端にあることも、その景観の傑出性を支える重要な要素となっている。
地域:近畿・中国・四国