鬼ノ城をめぐる遊歩道からの景観(岡山県総社市)

鬼ノ城鬼ノ城(きのじょう)は国内最大級(約30ha)の古代の朝鮮式山城と言われる。7世紀後半と推定。古代の瀬戸内海の主要航路があったと言われる「吉備の穴海」(現在の岡山平野の一部)を一望できる。桃太郎伝説の元になったと言われる温羅(うら)伝説の舞台とされるが、未解明の点が多い。岡山平野を眼下にとらえつつ、門(復元)や土塁(修復)、石垣などを巡る景観は傑出している。また、古代日本の歴史を地方の視点から探究する場としても貴重である。