城山公園(長野市箱清水)
1900(明治33)年、長野市が設置した最も古い都市公園である。大正天皇の御成婚を記念して開設され、ついで1914(大正3)年に西洋式の公園が設置された。城山(じょうやま)公園は、国宝善光寺に隣接し、時代の移り変わりとともに変遷を経て、噴水や花時計・信濃美術館・東山魁夷館・動物園・青少年科学センター・市民プール・テニスコート等が配され、桜の名所としても知られ、四季を通じて多くの市民、観光客に親しまれている。公園の見どころは桜と噴水と花時計で、1915(大正4)年に造られた噴水は当時東洋一と称された。現在の噴水は1981(昭和56)年に改修したものであるが、当初の西洋式シンメトリーのイメージは継承されている。花時計は、1962(昭和37)年に設置され、文字盤(直径8m、外周20m)は季節ごとの花で美しく飾られ、以来連綿と時を告げている。(写真提供:長野市)
地域:中部