東北

チャグチャグ馬コ(岩手県盛岡市・滝沢市)

チャグチャグ馬子東北地方は祭りや伝統芸能が今もなお数多く残っていますが,その中でも地域の風土を写す岩手県を代表するお祭りです。農耕馬に感謝することを目的とした200年以上に及ぶ伝統行事で毎年6月中旬頃に開催されます。色鮮やかな装束で着飾った100頭程の馬と馬主が滝沢市鬼越蒼前(おにこしそうぜん)神社で参拝した後,盛岡八幡宮までの15キロの道のりを約4時間かけて行進します。昭和53(1978)年に国の無形民俗文化財に指定され, [続き・地図]

三陸復興国立公園(青森・岩手・宮城県太平洋沿岸)

三陸復興国立公園平成23(2011)年3月11日に発生した東日本大震災によって多くの尊い命が奪われ,甚大な被害が生じました。この災害からのグリーン復興を意図して,旧陸中海岸国立公園(昭和30(1955)年指定)に種差海岸階上岳地域を編入して平成25(2013)年5月に創設された新しい国立公園です。地域の魅力向上,地域のくらしを支える自然環境の保全などによって復興をはかり,自然の恵みと脅威を継承することが期待されており,訪れる人が沿岸部を歩き, [続き・地図]

岩手山(岩手県八幡平市)

岩手山石川啄木(1886-1912),宮澤賢治(1896-1933)など幾多の人材を生んだ岩手にとって重要な山と深田久弥が評したとおり,伸び伸びとした美しい裾野を持つ岩手山は,岩手の人々の精神性,文化の形成に大きく影響を及ぼしていると考えられる山です。標高2,038mを誇り,二つの外輪山からなる複成火山であり,その山容から南部富士,南部片富士などの別称を持っています。昭和11(1936)年に指定された十和田八幡平国立公園の東南部に位置し岩手県最高峰です。日本百名山にも指定されています。 [地図]

小泉潟公園(秋田県秋田市)

小泉潟公園秋田市北部の金足地区に有る県立小泉潟(こいずみがた)公園は、秋田県最初の都市公園として整備されました。男潟と女潟の二つの潟と県立博物館を擁し、170haの土地に63haが整備開設されました。水辺保全ゾーン・教育環境ゾーン・レクリエーションゾーンに区分けされ、特に日本庭園「水心苑」は約7haの広さで、大阪万博の日本庭園設計者である田治六郎の設計で、近代を代表する林泉回遊式日本庭園です。見事な花菖蒲園・広大な芝生広場・大型遊具や緑に囲まれたテニスコート等、 [続き・地図]

角館武家屋敷(秋田県仙北市)

角館武家屋敷角館(かくのだて)は、江戸時代のはじめに地域の豪族芦名氏により大規模な都市計画が実施され、その後佐竹北家の城下町となりました。旧武家町の中央部は重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。黒塀が連続した上・中級武士の武家屋敷には、シダレザクラヤモミの大木が深い木立を形成しています。防火帯の日除けと呼ばれる広場を境に、武士の内町・商人の外町に区分けされました。古城山・桧木内川・古木の町並みは、まさに「みちのくの小京都」の名がふさわしく、 [続き・地図]