岩手山(岩手県八幡平市)

岩手山石川啄木(1886-1912),宮澤賢治(1896-1933)など幾多の人材を生んだ岩手にとって重要な山と深田久弥が評したとおり,伸び伸びとした美しい裾野を持つ岩手山は,岩手の人々の精神性,文化の形成に大きく影響を及ぼしていると考えられる山です。標高2,038mを誇り,二つの外輪山からなる複成火山であり,その山容から南部富士,南部片富士などの別称を持っています。昭和11(1936)年に指定された十和田八幡平国立公園の東南部に位置し岩手県最高峰です。日本百名山にも指定されています。