万博記念公園(大阪府吹田市)
万国博覧会跡の記念公園。昭和45年(1970)に開催された日本万国博覧会の跡地を「緑に包まれた文化公園」として一体的に整備することを基本理念に造成された。自立した森として再生することを目指してつくられた、自然再生の良例。なお公園内に残る日本庭園は、田治六郎をキャップとする当時最高のスタッフによる作庭。民族学博物館などの文化施設、自然文化園と太陽の塔、日本庭園、野球場などのスポーツ施設で構成されるオープンスペースは自然と文化と芸術が融合したランドスケープ遺産として評価される。岡本太郎作の太陽の塔は同公園のシンボル施設のひとつでその芸術性は高く評価されている。
地域:近畿・中国・四国