入野松原(高知県黒潮町)
砂浜、海浜植生、クロマツ林、後背地の畑地から構成された入野(いりの)松原の景観。塩害や飛砂から後背の集落や畑地を守るために植林された延長4kmのクロマツ林は、16世紀に起源をもつとされる。近年、NPO法人砂浜美術館によるTシャツ展やキルト展など、松原や砂浜などの資源を活かした多くのイベントが開催されている。高知県でも有数の大規模な海岸クロマツ林で、砂浜には貴重な海浜植物が自生しており、生態学的価値も高い。地域資源としても積極的に活用されており、社会性も評価される。
地域:近畿・中国・四国