仙巌園 庭園的な名勝

仙巌園桜島を雄大な借景とし、江戸初期に19 代島津光久によって築庭された大名庭園です。中国龍虎山の仙巌にちなんで「仙巌園」と名付けられました。薩摩は琉球を介して中国の文物を受容し、仙巌園は随所に中国の作庭手法を取り入れています。幕末には28 代斉彬が敷地内に西欧式製鉄所を建設するなど集成館事業を起こし、園内の石灯籠にガス管をつないで灯火として用いたことから、日本のガス灯発祥の地の一つにも挙げられています。-鹿児島県鹿児島市-