京都府立植物園(京都市左京区)

京都府立植物園1924年、公開公立植物園として日本で最初に開設された。第二次世界大戦後の進駐軍接収に伴い、米軍住宅地として樹木伐採などが行われたが、再度植樹等をして蘇り、現在は公立植物園として維持されている。開園当初からのデザインは時代の趨勢とともに変化しているが、当初より温室などを設置し、市民にレクリエーションの場を提供し続けてきた。現在、京都の中心部に接した場所で24haの面積、約12,000種の植物種、腊葉標本数3万点を有し、年間入場者数は約75万人を超える。現在も市民に親しまれている身近な植物園として、高い社会的価値を有する。