和歌山公園動物園(和歌山県和歌山市)

和歌山公園動物園和歌山城内の和歌山公園にある動物園。100年以上もの歴史を誇り、上野動物園、京都市動物園、天王寺動物園に続いて国内で4番目に計画された。主に哺乳類を飼育展示する童話園と、主に水鳥を飼育展示する水禽園の二つのエリアから構成される。入場料は無料で、身近な動物を展示している。城郭敷地内にある、国内でも和歌山城を含め、小田原城、姫路城の3ヵ所のみの非常に珍しい立地の動物園である。平成7年(1995)に策定された史跡和歌山城整備計画では将来的な移転が定められており、市は平成27年(2015)より整備計画全体の見直しに着手したが、動物園の移転については市民の意向を踏まえつつ長期的に検討するとし、現段階では先行きが不明である。園内から和歌山城を望むことができ、春には桜、秋には紅葉と一緒に動物を楽しめる。「お城の動物園」として、親から子へと3世代にわたって市民に親しまれている、和歌山市を代表する観光スポットである。