西川緑道公園(岡山県岡山市)

西川緑道岡山市中心市街地に位置する西川緑道公園は、昭和49年(1974)より、農業用水である西川用水の両側市道を一部縮小して整備された。用水を暗渠化しての道路整備を求める動きもある中での決断であった。以後、一貫して地域の人々に愛されつつも、時を経てさらなる魅力向上を求める機運が高まり、平成20年(2008)岡山市は一部区間で再整備に着手した。園路の拡幅・新設、植栽の見直し、車道幅縮小など、緑道公園と市道との一体的整備が行われ、これによって快適性・回遊性が向上し、緑道公園と周辺の多彩な利活用が促進されることとなった。街に開かれ、市街地の景観向上に寄与しつつ、人々と関わりながら進化する公園の良例として評価される。