弘前公園(青森県弘前市)

弘前公園1590年、津軽為信は津軽地方の統一を成し遂げ、豊臣秀吉から津軽三郡の領有を認められました。その後、三男・信枚が為信の後を継いで、徳川家康の養女・満天姫を正室に迎え、大阪冬の陣に参加するなど、幕府と密接な関係を結び、1609(慶長14)年には幕府から築城許可が、1610(慶長15)年には弘前城が完成します。サクラについては、1882(明治15)年と1897年にそれぞれ千本ずつのソメイヨシノが弘前城(公園)内に植えられ、『日本桜名所百選』にも選ばれました。現在弘前公園では、連休前後の4月末から5月初めにかけて、ソメイヨシノ、シダレザクラなど50種、2,600本もの桜が咲き乱れます。その中には日本最古(樹齢120年余)のソメイヨシノや日本最大のソメイヨシノ(直径5.4m)、シダレザクラ(直径6.5m)があるほか、本丸内では日本最大のアイグロマツ(アカマツとクロマツの雑種)とシダレザクラの競演が、岩木山を借景として見られます。