大岐浜と海岸林(高知県土佐清水市)

大岐浜海浜、海浜植生、常緑広葉樹林からなる大岐浜(おおきはま)の海浜景観。海岸林は、江戸時代からクロマツが植えられてきたが、現在は松枯れによってタブノキの二次林になっている。海岸林には遍路道が残る。高知県でも有数の大規模な海浜植物の自生地であることに加え、広葉樹の海浜砂丘林は全国的にみても貴重である。海岸線に残る遍路道は希少性が高く、豊かな自然と信仰が織りなす景観としても傑出している。