犬島製錬所跡(岡山市東区)

犬島製錬所跡瀬戸内海に浮かぶかのように見える銅の精練所跡(操業1909年~1919年)が独特の雰囲気を醸す。遺構を生かしたアートイベント、美術館の開館(2008年)など、近年盛んに活用がなされている。製錬所の遺構とそれに融合するデザインの美術館が、一体的に海に浮かぶかのような風景は唯一無二のものである。加えて過疎と高齢化が進む島の再生のシンボルとなる可能性を有する点からも評価できる。(いぬじませいれんじょあと)