大沼公園( 七飯町)

大沼公園大沼は、明治以降北海道の景勝地として注目され、1904(明治37)年にはすでに道立公園に指定され整備が始まったが、1914(大正3)年に本多静六博士により公園整備計画が策定され、本格的な整備が進められた。また、1915(大正4)年には新日本三景に選定されている。1931(昭和6)年制定の国立公園法による国立公園指定は見送られたものの、その後の国定公園制度の創設にあわせて、1958(昭和33)年に国定公園に指定され現在に至っている。1904(明治37)年に道立公園に指定されて以降、国民の保養休養の増進と自然環境の保全との調和を目指した整備が進められ、その後の施設改修にあたっても当初の意匠に配慮がなされるなど、自然公園の歴史が刻まれている存在である。