函館公園(函館市)

函館公園函館市青柳町にある函館公園は、1874(明治7)年に開設され、さらに1879( 明治 12)年、函館駐在の英国領事 リチャード・ユースデンの呼びかけで、大整備が行われた公園である。浅田清次郎が設計施工館等の現場工事一切の責任者となり、渡辺熊四郎ら財界人は樹木や石材等を寄贈し、開拓使函館支庁の官吏や一般市民らは労働力を提供した。入り口に近いロータリー形花壇に代表されるように、北海道初の洋式公園でもあった。「市民の手作り」による日本初のパートナーシップ型都市公園としても貴重である。